日刊スポーツ「スポトラ」、サイトリニューアル、総合旅行サイト目指す

  • 2007年7月12日
 日刊スポーツグループで旅行事業を担当する西部日刊スポーツ新聞社は、4月に開設したウェブサイト「スポトラ」をリニューアルした。これは従来注力してきたスポーツ関連の旅行だけでなく、ビジネスパックや宿泊フリープラン、国内ツアー、海外ツアーを充実させたもので、同社は今後、当初の「スポーツ旅行をメインにしたサイト」を目指す方針を修正し、2008年4月を目処に「スポーツ分野に強い総合旅行サイト」としての位置づけを確立する狙いだ。

 西部日刊スポーツ新聞社はこの方針について、「スポーツだけでは自分たちを表現できない、という旅行会社からの要望が強かった」と説明。さらに「(サイトを開設して約4ヶ月で)スポーツ関連の旅行商品よりも、リゾートやロングステイ、世界遺産、クルーズなどの商品のほうがページビューが多いこともあった」とし、需要の高さを確認できたと語った。

 これらの事情から同社は「スポーツ分野に強い総合旅行サイト」を目指すことを決定、今後はスポーツ以外の商品バラエティの拡充を図っていく。具体的には、開設当初のスポーツとその他の旅行商品の割合を8割と2割にした場合、今回のリニューアルではこれを6対4とし、08年4月までには4対6と比重を変えていく。これに伴い、契約旅行会社数を現在の107社から増加を予測しており、「目標は200社を目指す」としており、スポーツ旅行の取り扱いがない会社の増加を見込んでいる。

 なお、同社が取り扱うスポーツ関連の旅行商品は、例えばアメリカのメジャーリーグ観戦ツアーは96コース、サッカーアジアカップの応援ツアーは62コースで、同社では「スポーツ関係の商品はほぼ全て網羅しているだろう」としている。


▽スポトラ
http://travel.nikkansports.com/

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