エア・パシフィック、収入11%増も営業利益64%減、旅客減少、燃油高騰など

  • 2007年6月26日
 エア・パシフィック航空(FJ)の2006年/07年度(2006年4月1日〜2007年3月31日)決算は、総収入が前期比11.4%増の5億80万フィジードル、総支出が15%増の4億9310万フィジードルで、税引前営業利益は64%減の770万フィジードルとなった。支出増加の主要因は、燃油費の高騰、入国旅客数の減少、航空運賃の下落。燃油コストは25.7%増の1億7900万フィジードルであったものの、航空運賃の平均は前年比3.1%増の501フィジードルに留まった。
 
 また、総輸送旅客数は2.2%増の85万7336人と微増で、特にフィジーへの旅客数の減少については、ホテル税徴収の混乱と、06年5月の総選挙、12月の政変時の過剰な報道に起因し、南太平洋やアジア方面への競合リゾートに旅客が流動したと見ている。