DS応援プロジェクト:イタリア模擬問題2

  • 2007年6月11日

問 ナポリの下町地区スパッカ・ナポリ。この「スパッカ」の意味は。
 
 A 庶民が居住する
 B 王様が通る
 C 真っ直ぐに続く
 D 真っ二つに割る


  ――正解は最下行へ

ここに注目!


▽生活感を取り入れて、イタリア旅行にアクセントを

パッケージツアーではかけ足で通り過ぎることが多いナポリ。しかし、連泊してじっくり滞在してみると、今まで知らなかった新しいイタリアの顔に出会うことができる。卵城やカステル・ヌーヴォなどの世界遺産をまわって歴史的なナポリを見るとともに、市内をじっくり観光して今のナポリの姿を観察してみるのも新鮮だ。

・旧市街を歩き、ナポリ人の生活に触れる
旧市街「スパッカ・ナポリ」地区は車窓観光で済ませることも多いが、徒歩観光もおすすめだ。狭い通りにひしめく商店での買物や本場のピッツアを堪能したりと、街歩きだからこそ触れられるナポリ人の生活とその躍動感は、まさに旅の醍醐味である。ちなみに、スパッカ・ナポリ全体を見るなら、高台のサンテルモ城からの眺望がお勧め。ギリシャ・ローマ時代のメインストリートが旧市街を2つに分けるように真っ直ぐ伸びる様がよく分かる。

・ナポリの“表参道”、キアイア地区
マルティーリ広場周辺の「キアイア」地区は、いま最も注目のエリア。高級ショップやレストラン、個性的なブティックなどが多数進出する流行発信地で、土曜の夜には多数の若者で賑わう。ナポリの“表参道”ともいえるおしゃれな場所として、日本のメディアでも少しずつ取り上げられるようになった。


▽ナポリ近郊の世界遺産へ

ナポリから北へ30分ほどのカゼルタには、世界遺産の「カゼルタ王宮」がある。1752年、ベルサイユ宮殿を理想として造られたこの王宮は120ヘクタールの敷地を誇り、3キロも続く広大な庭園の先にある噴水エリアまではバスの送迎もある。カゼルタのもうひとつのおすすめは郷土料理。この付近はモッツアレラチーズやリコッタチーズの産地として有名であり、これらのチーズは日本人にも馴染みがあるだけに、本場の味を堪能したい。

このほか、ナポリを州都とするカンパニア州には、「ポンペイ、エルコラーノ、トッレ・アヌンツィアータの遺跡地域」「アマルフィ海岸」「パエストゥムとヴェリア古代遺跡群を含むチレント、ディアノ渓谷国立公園とパドゥーラのカルトジオ修道院」など、趣きの異なる5つの世界遺産があり、ナポリを基点に地域に各世界遺産を楽しむツアーも楽しみたい。ちなみに、これらの観光地とともに人気の観光スポット「カプリ島の青の洞窟」は、世界遺産には登録されていない。

イタリア政府観光局 http://www.enit.jp/province/campania.html





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