全日空と楽天トラベル、企業の出張サービスで提携−航空券と宿泊を同時予約

  • 2007年6月4日
 全日空と楽天トラベルは、両社がそれぞれの契約企業を対象に展開している出張手配サービスにおいて、国内旅行での航空券と宿泊施設の利用に関して業務提携を拡大する。7月2日からNHの「ANA@デスク」、楽天トラベルの「Racco」サービスのシステムを接続し、航空券予約と宿泊施設の予約が同時に予約できるほか、後払い一括精算が可能となる。

 「ANA@デスク」の法人向け航空券販売で約800億円程度の売上げており、NHではこれを2年から3年程度で1000億円を目指している。同時に契約企業数についても、2万社の契約を同時期の目標で2万5000社にまで増やしていく考え。今回の提携により、特に「ANA@デスク」の利用者は、これまで別の予約手続きとなっていた宿泊施設についても一括して予約が可能となる。

 また、楽天トラベルの「Racco」の契約企業数は300社。早期に1000社の契約を目標としており、楽天を利用する企業の契約のほか、利便性が向上したことなどから、拡大に取り組む。