ミャンマーのエア・バガン、バンコク線で国際線開始−日本にも動きか

  • 2007年5月17日
 ミャンマーの航空会社、エア・バガン(W9)は5月15日から、同社として初の国際線運航となるヤンゴン/バンコク線を開始した。利用機材はエアバスA310-200型機で座席数は210席超。今後、W9は今回のバンコク線のデイリー運航を皮切りに、6月15日にヤンゴン/シンガポール線のデイリー運航、8月15日にヤンゴン/昆明線を週3便、10月27日からヤンゴン/シェムリアップ線と国際線の運航を拡大する計画。また、W9は当初から、日本への就航の考えを示しており、その就航地に大阪をあげている。

 国土交通省によると、日本/ミャンマー間の航空協定により、乗入れ社は相互に1社となっており、ミャンマー側はミャンマー国際航空が指定されている。ただ、ミャンマー側から乗入れ社を複数社にするよう打診を受けており、ミャンマー側はW9を指定する意向だ。両国の航空交渉は、現在は外務省との調整中で、時期は決まっていない。

 日本側の旅行会社で日本ミャンマー観光促進委員会(MJTC)を発足し、年間で日本からの送客10万人を目標として、取り組んでいるところ。W9が国際線の就航を本格化したことで、関連した日本での活動の活発化が期待される。ただし、現実的には今のところGDS上で予約等が出来ない状況にあるなど、当面は、東京のPSAであるサイ・トラベル、大阪のエーペックス・インターナショナルに期待するところ。現実的には、直行便の就航以前の段階としてチャーター便の実現が最大の課題となる。