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エミレーツ、2007年3月期決算で過去最高益を更新、9年連続の黒字計上に

  • 2007年5月8日
 エミレーツ・グループの2007年3月期決算(2006年4月1日〜2007年3月31日)のグループ純利益は23.5%増の35億UAEディルハム(約1143億672万円)となり過去最高益を更新した。このうち、エミレーツ航空(EK)の売上高は前年比29.5%増となる298億ディルハム(約9729億4201万6000円)、純利益は過去最高を記録した前年度の25億UAEディルハムを上回る31億UAEディルハム(約1012億1208万6000円)となり、9年連続の黒字を計上した。

 EKの旅客定員が21.6%増の126億4300万トンキロメートルとなり、搭乗率も前年度の0.3ポイント増の76.2%に向上。ロードファクターは0.3ポイント減の59.9%となったが、イールドは5年連続で上昇。トンキロメートルの収入(RTKM)は前年度の203フィルから216フィルに増加した。ただし、継続的な燃油費の高騰で事業費全体に占める燃油費の割合は、昨年度の27.2%を上回る29.1%となり、引き続き最大の支出項目となった。ただしEKでは、自社のジェット燃油リスクマネジメントプログラムで価格を管理し、7億2400万UAEディルハム(約236億3792万円)を節約している。