アエロフロートCEOが就航40周年で来日、関空就航に興味−極東で事業拡大

  • 2007年4月20日
 アエロフロート・ロシア航空(SU)代表取締役社長兼CEOのオクロフ・ヴァレリー氏が日本就航40周年の記念式典に合わせて来日、日本路線や極東での戦略について語った。日本路線は、成田、および関空を視野に事業拡大を考えているものの、成田については枠の問題から「今後、2年は(増便などは)ない。ポイントは大阪だ」と語り、モスクワ、またはサンクトペテルブルグとの路線開設に意欲を見せた。特に、日本/欧州間の需要が旺盛で、この5年間の東京路線は9万人から13万人と50%増となっており、関西でもモスクワやサンクトペテルブルグからの乗り継ぎ需要も視野に入れているようだ。

 現在、モスクワ・シェレメチェヴォ空港のMCTは国際線が60分、国内線が90分。これについては「短くしていきたい」と考えており、建設が進んでいる第3ターミナルが今年末に供用開始すると年間約1200万人の処理能力が加わり、旅客需要への対応力が高まることを紹介。また、第4ターミナルの建設に向けた動きもあり、日本市場では日本/ロシア間の往来に加え、乗継需要も重視していく考え。

 また、ヴァレリーCEOは今後、ハバロフスク、ウラジオストク、サハリンなどに路線網を持つ極東地域での新たな航空会社を設立し、国際線では日本との就航も考えることを視野に入れていることを明らかにした。これは旅客、貨物ともに運航する計画で、こうした事業展開を通じて日本市場での需要獲得を目指す考えだ。

 SUはシベリア航路を利用した日本への試験飛行で、1966年にツボレフTU114型機を羽田空港に運航。この後に開設された路線は、日本航空(JL)とSUの客室乗務員が半々で構成するなど、極めて珍しい運航をしていたという。


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