デルタ航空、5月にチャプター11終了へ−日本線就航20周年で引き続き重視

  • 2007年4月17日
 デルタ航空(DL)グローバルセールス、ディストリビューション担当副社長のパム・エレッジ氏が来日、日本就航20周年とチャプター11の手続きを5月にも完了することを明らかにした。5月にはニューヨーク証券市場へ再上場する計画だ。

 日本就航20周年に関連し、「破産法下で路線再編を迫られていたが、厳しい状況の中でも運航を続けた」と日本路線の重要性を強調。さらに、アジア市場での展開について、今後ソウルへの就航を予定しているほか、2008年にはアトランタ/上海線の就航を予定していることを明らかにした。また、2008年には新たにボーイング777型機を受領する予定だが、この機材を日本市場などに投入、ビジネスクラスはフラットシートとするなど、サービス面での向上を図る。

 また、就航20周年に合わせて、旅行各社を招聘し、レセプションを開催。エレッジ氏は「1969年に日本支社を開設し、1987年4月にポートランドを経由するアトランタ/成田線で日本へ就航。現在、アトランタをはじめ、南米各地に向かう成田/アトランタ線の旅客の多くは日本人で、これまでのパートナーに感謝したい」と、旅行各社に謝辞を表した。

 DLは1987年の就航以来、東京/ポートランド/アトランタ線をはじめとして、1991年に東京/ロサンゼルス/オーランド線、名古屋/ポートランド/ロサンゼルス線、1998年に東京/アトランタ線を直行便化、同年には福岡/ポートランド線、2001年4月に東京/ニューヨーク・JFK線を運航してきた。なお、福岡線は1999年に運休、東京/アトランタ線以外は2001年のテロ後に運休している。