オーストリア、06年アカデミー合格者は26名、今後は合格者に特典施策

認定式に出席したオーストリア政府観光局局長のフォルカー・ヤインドル氏は、合格者に対して今後、自身で登壇して現地のホテル事情についてセミナーなどを実施する予定だ。これは繁忙期のホテルの予約が取り難いほか、ユーロ高の影響で日本人が主に利用する4ツ星、5ツ星ホテルの客室料金が高いとの旅行会社からあがっていた声を受けたもの。この解決策の一つとして、オーストリアの3ツ星、2ツ星宿泊施設の質の高さをアピールしたい考え。ヤインドル氏は、オーストリアの9割以上が家族経営で清潔感溢れ、親日家が多いなど、日本人に好まれる材料が揃うことを強調。例えばインスブルックやサンクトアントンなど地方都市では、大型ホテルが少ないことから既にグループも家族経営の小規模ホテルを利用している。このことから一つの旅行需要の喚起策として、旅行会社に対して3ツ星、2ツ星ホテルの良さをセミナーを通してアピールしていきたい考えだ。