タイ観光相、「質」について言及−TGにプーケット、チェンマイ復便要請へ

また、2日のレセプションで首相が若年層の交流を活発にと言明したことにも触れ、「政府の方針として、若者層の交流は重要だと考えている」と語り、「スポーツを切り口に増やしていけるのではないか」と提案。今年8月にバンコクでユニバシアードを開催するほか、マレーシアともスポーツでの交流が進んでおり、日本の高校の誘致、あるいはタイの高校が日本を訪れるなど、相互交流の活性化に期待を示した。
▽帰国後、TGに復便を働きかけ
また、タイ国際航空(TG)がこの夏スケジュールから、プーケット、チェンマイなど日本人が訪れていたデスティネーションへの供給を減らしており、訪問が難しくなっている。ヨートマニー氏は「TGは南アフリカへの就航など、多くの新規路線を展開しており、機材が無いと聞いている」と現在の対応に一定の理解を示したものの、「帰国し、TGと交渉をしたい」とも言及し、早期に日本発路線でのプーケット、チェンマイ行きの復便を働きかける考えを示した。特に、アメージング・タイランドのプロモーションではタイの「感動を与える様々なデスティネーション、観光資源をアピールしていきたい」(TAT総裁・ポーンシリ・マノハーン氏)との考えがあり、バンコク、およびバンコク以遠のタイ国内へと誘致していきたい考えだ。
<来日したヨートマニータイ国観光・スポーツ大臣(中央)、マノハーンTAT総裁(中央左)>
