安倍首相、首脳会談で羽田/虹橋チャーターに言及、年内実現へ前進

  • 2007年1月16日
 1月14日にフィリピン・セブ島で開催された日中首脳会談で安倍首相は、国交正常化35周年である今年中の、羽田/虹橋チャーター便の実現を申し入れた。温家宝中国国務院総理は検討すると応じた。今後5年間、東アジアから毎年6000人程度を招致する350億円規模の青少年交流構想についても、特に中国から最大限の訪問者数を招く意向を述べ、温首相は評価を示した。また、温首相は4月上旬の訪日を希望し、安倍首相は合意。安倍首相も今年下半期の訪中を検討すると表明した。

 同日、開催された日中韓首脳会議では、三国間協力に6つの新たな優先分野に「観光」及び「青少年交流」を加えることを決定した。また、中国側からの2007年を中国、日本、韓国の文化交流年に指定するとの提案を、三国の首相は歓迎。さらに中国は三国の文化に焦点を当てた「第9回アジア芸術祭」の2007年中の開催を提案し、日本と韓国はこれを支持した。