年頭所感 KNT太田社長、枠にとらわれず、常に新しいことにチャレンジを

  • 2007年1月5日
  近畿日本ツーリスト代表取締役社長の太田孝氏は年頭所感で、1日からの新たな企業ブランド名「KNT」のスタートを契機に、「旅行会社という枠にとらわれることなく自らを変革し、業界の先駆けとして常に新しいことにチャレンジを」と呼びかけた。

 2008年度の連結営業収益920億円、営業利益72億円とする中期経営計画では、「お客さまの視点」「KNTグループの企業価値の最大化」を掲げているが、これらを実現する戦略としてCS推進、CS研修と社員教育、国際旅行(インバウンド)への組織的対応、eビジネス分場への進出を重点施策としてあげる。

 このうち特にCS推進については、「目線だけをお客さまにあわせるのではなく、ポジション、立っているポイント、立っている環境を相手方に移す。会社を顧客起点の発想に変えていく」と語り、「選ばれた企業」になるよう促し、これが業績向上に連動していくと述べた。