エバー航空、11月16日発券分からYQ値下げ、30日未満でも弾力運用−国交省

  • 2006年10月26日
 エバー航空(BR)は11月16日発券分から、燃油特別付加運賃(燃油サーチャージ)を引き下げる。国土交通省に申請、認可を既に受けている。これにより、日本/台北線は現在の40米ドルから、35米ドルとなる。

 このところ、外国航空会社で燃油サーチャージの値下げ申請の動きが出始めている。11月1日から適用されるのは大韓航空(KE)の日本/韓国間、日本/アジア間(一部)、フィリピン航空(PR)が日本/フィリピン間で45米ドルから、11月16日発分から40米ドルへと引き下げる。

 国土交通省航空局では、燃油サーチャージの引き上げについては、航空法上の認可運賃の取扱いとして、適用の30日前の申請となることに加え、旅行会社等の関係機関への周知期間として「30日程度」を必要とする、としている。ただし、値下げについては「航空会社次第では1週間から2週間でできることもある」としており、消費者に有利な条件である場合には「弾力的な運用をする」としている。シンガポールケロシン市況については落ち着きを見せていることから、今後の航空各社の値下げ申請の動きにつながることが期待される。