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日本航空、来年4月からコミッション5%に、旅行各社に書面で告知

  • 2006年10月17日
 日本航空(JL)は16日付けの書面で、現行7%のコミッションを来年4月1日から、5%とする旨を旅行会社に伝えている。JLは既に先週、大手旅行各社に対して説明、書面でも正式に伝達しているところだ。今年6月にノースウエスト航空(NW)が5%へとコミッションを下げること発表して以来、米系各社は追随。日系航空会社も時期的な問題で、コミッションを下げるという見通しが伝えられていたが、この措置で全日空(NH)をはじめ、欧州系航空会社などが追随するものと見られる。

 米系航空会社は燃油費の高騰もあり、経営を逼迫。燃油サーチャージを徴収し、一部を補填しているものの、チャプター・イレブンを申請して経営体制の再建を図っているところもある。こうした経営状況の厳しさは、JLは経営建て直しという意味では同様のところがあり、今回のコミッションカットを4月から実施するという結論に至ったものと見られる。

 欧州系でも追随の動きはJLの動向が決まったことで、早期に動きがありそうだ。欧州系の日本支店長クラスは今回のJLの決定を受け、「本国に報告した場合、(5%とする)指示が来るだろう」という発言も寄せられている。

 また、全日空(NH)については、大方の旅行会社の見方として追随するという予測もあるが、今のところ大きな動きは無いようだ。