グアム、JALの就航35周年記念式典開催、JL新町会長「出来る限り維持」

レセプションに先立ち開催した記者会見で、新町会長に対してカマチョ知事やタイディンコGVB理事長、グアム空港のブラス理事長らが長年の運航に対する謝辞を述べた。カマチョ知事は「グアムを代表して感謝を述べたい。JALは大切なパートナーで、長期間の運航により、グアムへの投資や支援を継続してくれたことに敬意を表す」と述べると、新町会長は「グアムに貢献できたことに喜びを感じる」と応じた。ただし、このところ原油高によるレジャー路線再編について「サイパン線撤退などの見直しでしばらくは迷惑をかける。しかし、それによって体力を取り戻し、復便を含め復元していくためのもの」と、理解を求めた。ただし、「グアム線の歴史、重要性は十分認識している。できる限り維持していくのがJALの立場」と、グアム線を重視する姿勢も示した。
さらに新町氏は路線の維持・拡大には「需要開発」と「採算ベースの向上」が必要だと述べ、今よりもさらに魅力的なデスティネーションとしていくことや、アクティブ・シニアを中心とした単価の高い需要の開発を提案。GVBや現地のエージェントと共に、開発を目指すことにも意欲を示した。
日本/グアム間の観光の歴史は来年で40周年を迎える。1967年5月1日にパンアメリカン航空が日本人観光客109名の乗客を輸送したのがはじまり。また、今年はGVB日本支局開設30周年でもある。GVBでは特に来年の40周年をきっかけに誘客を一段と強めたい考えで、グアムの文化や歴史を打ち出しながら、プロモーションを進めて行く。
▽2006/2007年は着陸料が0円に
会見の中でグアム国際空港のブラス理事長は、JALの35周年にあたる今年度の着陸料を無料にすることを発表した。会計年度の2006年10月から2007年9月までの措置で、JLに限らず全ての航空会社が対象としている。