フィンランド航空、06年度第2四半期の総売上高は5.4%増

  • 2006年8月24日
 フィンランド航空(AY)の2006年度第2四半期(4月から6月)の総売上高は前年比で5.4%増の4億9460万ユーロとなり、税引前収益は330万ユーロ、人件費などを除いた営業利益は1820万ユーロとなった。また、航空運賃の低迷、およびコスト削減の見直しにより、旅客需要の全体は約7%の伸びを示し、ロードファクターは5ポイント増の75.5%を記録した。航空券単価の平均値が5%減少したが、AYは第2四半期が第1四半期の営業実績を上回ったことから、通年では増益を予測している。
 AYは経営上の構造改革としてアジア/ヨーロッパ路線で新機材によるフリートの再編成、組織改革を実施、確実かつ急速な成長を遂げている。今年下期にはAY全体の旅客輸送力のうち、約30%がアジア路線を占めると予想されている。

 また、7月単月の定期便全路線、およびレジャー部門を加えたフィンランド航空グループ全体の旅客数は前年比9.0%増の76万8800人。有効座席キロ数(ASK)は10.5%の増加に対して、有償旅客キロ(RPK)が15.6%増の伸びを見せたことから、ロードファクターは3.6ポイント増の82.4%となった。なお、アジア路線は旅客数が8万9100人、ASKが42.1%増、RPKが41.8%増となり、ロードファクターは0.2ポイント減小の80.1%であった。