丸紅エアロスペースはこのほど、ルフトハンザドイツ航空（LH）がヨーロッパ域内で展開するプライベート・ジェット・チャーターサービスの代理店権を取得、販売を開始した。LHは航空会社として2005年3月から、富裕層向けのプライベート・ジェット・チャーターサービスを開始、フランクフルト、ミュンヘンを拠点として展開、利用者、売上ともに伸びているところ。また、丸紅エアロスペースは、米国のプライベートジェットのメーカー「ガルフストリーム社」の日本総代理店を務めるほか、国内企業対象に日本発のチャーターサービスの販売を開始して以来、チャーター市場で首位を占めている。丸紅エアロスペースは今後のチャーター需要の拡大を見込み、LHは利用者の更なる拡大を目指すことから両社の意向が合致した。

　プライベート・ジェット・チャーターは、ビジネスのスケジュールに合わせて出発時間の決定ができるほか、機内に手荷物を置き、身軽な移動が特徴。さらに、定期便が乗り入れていない空港へもアクセスが可能で、1日に数都市の訪問ができる利点もある。丸紅エアロスペースでは2009年に、20億円の売上を想定している。