中部、6月の旅客実績、国際線は1%減、国内線は18%減、国内線の利用旅客数に「強い危機感」

  • 2006年8月4日
 中部国際空港によると、6月の航空旅客は前年比11%減の97万2300人、このうち国際線は1%減の44万2100人、国内線は18%減の53万200人となった。4月以降の2006年度第1四半期では国際線は1%減の129万8400人、国内線は14%減の155万3800人となっており、特に国内線の減少幅が大きい。昨年の数値は万博効果があったと想定され、国際線では約18万人、月平均で約1万5000人の増加要因を考えれば現段階では許容範囲。ただし、国内線の減少について、分析中と具体的なコメントは避けたが、強い危機感を持っている。乗継旅客の利用増を目指した地方での取り組みなども展開しているが、今後、地方からの集客について現在の対策の評価と再考を早めることも迫られる。
 なお、航空機の発着回数は国際線旅客便が1%増の2674回、国内線旅客便は1%減の5780回であった。