整形手術旅行のためのガイドライン、旅行手配時の留意点なども明記
整形手術旅行をする消費者のための、初めての国際的ガイドラインが誕生した。これは、世界73カ国の世界的に有力な美容外科医約1500人を代表する国際美容学会「ISAPS」が、約1年の歳月をかけて作成したもの。
ガイドラインには、近年増加している整形手術旅行者の傾向や、これまでISAPSが医療専門家、メディア、政府機関から受けた何千件もの問い合わせが反映された実用的なもので、旅行会社にとっても整形手術旅行を案内する際に、または旅行者のアフターフォローという側面からも知っておきたい内容が多く含まれている。主な内容は次の通り。
<整形手術旅行者のためのガイドライン>
(1)だれとコミュニケーションするのか。
(2)その外科医の病院の主要人物は患者の言語を流ちょうに話せるか。
(3)アフターケアは万全か。
(4)外科医は自分が受けたい手術を専門で訓練してきか。
(5)整形外科医の免許があるか。
(6)医師免許を交付した団体は信用ある団体か。
(7)手術センター、クリニックは認可されているか。
(8)合併症についての対策は用意されているか。
(9)その外科医は承認されている国内、国際学会のメンバーか。
(10)参照情報(受けようとしている手術の事例、体験談)をチェックしたか。
整形手術旅行に旅立つ消費者と関わる機会のある旅行会社として、特に留意しなければならないのは、(1)から(3)だろう。(1)の「誰とコミュニケーションするのか」というのは、患者は手術の前後で手術に関することは直接医者やそのスタッフと話し合うべきで、旅行会社が直接手術に関わるべきではない、ということ。つまり、旅行会社が整形手術旅行を取り扱う際は、ホテルや交通手段などの手配に留まるべきで、直接手術に関わる業務をすべきではない、としている。
また、(2)では、患者と医者またはそのスタッフとの言語が異なることによるコミュニケーション不足を取り上げている。(1)で紹介したように、旅行会社としては直接手術の業務に関わるべきではないとしているが、例えば、手術でよく使う用語などをまとめた冊子などを旅行者にサービスの一環として渡す、という考えはできそうだ。
(3)の「アフターケア」に関しては、ISAPSは「手術の内容にもよる」としているが、患者は術後の様子を図るためにも手術が行われた場所に術後1週間程度滞在するのが望ましい、という。宿泊するホテルが術後に宿泊する場所として適切なものを選ぶべきだ、とも提言。旅行会社としては、整形手術旅行者が泊まるホテルにも十分な配慮が必要だろう。
▽ISAPSのホームページ
http://www.isaps.org
ガイドラインには、近年増加している整形手術旅行者の傾向や、これまでISAPSが医療専門家、メディア、政府機関から受けた何千件もの問い合わせが反映された実用的なもので、旅行会社にとっても整形手術旅行を案内する際に、または旅行者のアフターフォローという側面からも知っておきたい内容が多く含まれている。主な内容は次の通り。
<整形手術旅行者のためのガイドライン>
(1)だれとコミュニケーションするのか。
(2)その外科医の病院の主要人物は患者の言語を流ちょうに話せるか。
(3)アフターケアは万全か。
(4)外科医は自分が受けたい手術を専門で訓練してきか。
(5)整形外科医の免許があるか。
(6)医師免許を交付した団体は信用ある団体か。
(7)手術センター、クリニックは認可されているか。
(8)合併症についての対策は用意されているか。
(9)その外科医は承認されている国内、国際学会のメンバーか。
(10)参照情報(受けようとしている手術の事例、体験談)をチェックしたか。
整形手術旅行に旅立つ消費者と関わる機会のある旅行会社として、特に留意しなければならないのは、(1)から(3)だろう。(1)の「誰とコミュニケーションするのか」というのは、患者は手術の前後で手術に関することは直接医者やそのスタッフと話し合うべきで、旅行会社が直接手術に関わるべきではない、ということ。つまり、旅行会社が整形手術旅行を取り扱う際は、ホテルや交通手段などの手配に留まるべきで、直接手術に関わる業務をすべきではない、としている。
また、(2)では、患者と医者またはそのスタッフとの言語が異なることによるコミュニケーション不足を取り上げている。(1)で紹介したように、旅行会社としては直接手術の業務に関わるべきではないとしているが、例えば、手術でよく使う用語などをまとめた冊子などを旅行者にサービスの一環として渡す、という考えはできそうだ。
(3)の「アフターケア」に関しては、ISAPSは「手術の内容にもよる」としているが、患者は術後の様子を図るためにも手術が行われた場所に術後1週間程度滞在するのが望ましい、という。宿泊するホテルが術後に宿泊する場所として適切なものを選ぶべきだ、とも提言。旅行会社としては、整形手術旅行者が泊まるホテルにも十分な配慮が必要だろう。
▽ISAPSのホームページ
http://www.isaps.org