エミレーツ、ディルハム債の発行完了、機材の融資契約も締結

  • 2006年7月18日
 エミレーツ航空(EK)はこのほど、アラブ首長国連邦で最大額の18億3600万ディルハム(約586億円)の債券発行を完了した。このディルハム債は、期間7年の変動利付債で、6ヶ月EBOR(首長国銀行間貸し手金利)0.65%の利息を予定、ドバイ金融市場に上場を予定している。ディルハム債の発行は、UAE国内で2回目で、今回のEKの債権は史上最大規模の発行、かつ期間7年の債券発行はUAEでは初となる。EKはこれまで5回の債権発行を行っており、今回、調達した資金は事業運営全般の資金として使用される予定だ。

 なお、EKは2006年8月、10月に納入を予定するボーイングB777-300ER型機の2機に対する総額2億6100万米ドル(約305億円)の融資契約を、米国輸出入銀行と締結した。融資はシティグループにより融資期間12年間でアレンジと資金調達が行われ、米国輸出入銀行保証融資と商業民間融資を組み合わせたもの。