近ツー、東京で次世代型店舗1号店、今後も東名阪で展開へ

近ツー取締役社長の太田孝氏は、トラベル・ブティック・オリナス錦糸町の2006年度販売目標は10億円と設定。ただし、今後の動向次第では「上方修正もある」と同店に対する期待を示した。なお、同店のターゲットは女性層を中心に、ファミリーや三世代旅行、シニアや団塊世代などの取り込みを目指し、販売を展開する。
近ツーは今後、マーケットセグメントを限定した専門店舗や他業種とのコラボレーション店舗など、複数パターンで次世代店舗の展開を進める。なお、次期店舗の開設時期に関して太田氏は、「現時点ではコメントできないが、下期に東京、大阪、名古屋の大都市に新店舗を設置する予定」とし、「既存店のコンセプトを変更してオープンすることも考えられる」と語っている。
▽次世代店舗1号店、「トラベル・ブティック」
次世代型店舗の第一弾となるトラベル・ブティックのコンセプトは、「コンサルティング(相談)&コミュニケーション(対話)」。同店の開設にあたりコンサルティング能力の高い社員7名が集まっており、今後も教育プログラムを継続的に実施しながら、サービスの質の高さの維持、提供を目指す。
新店舗は、国内・海外のパッケージ商品や高付加価値商品に加え、スタッフと利用者間の対話と相談を通じ、個人個人に適した旅行商品を選択する。店舗内は、トラベル・ブティックというブランド名を全面に打ち出し、コーポレートカラーであるブルーを抑え、明るく洗練された色調、壁面一面に描かれた世界の旅をイメージしたグラフィックアート、32個の世界時計の設置など、旅情を掻き立てる斬新なデザインを採用した。
また、コンサルティング&コミュニケーション機能を強化する目的で、コンサルティングスペース、サロンスペース、クィックオーダーコーナーの3つの機能別スペースを設置。高付加価値商品のコンサルティングにも対応する高級感もあわせ持つ。
ウェブを利用したコミュニケーションについて、強化していることもこの店舗の特徴の一つ。なお、6月には高付加価値商品のリピーターなをはじめ、優良顧客会員を対象に店舗のオリジナル・ウェブサイト内に「パーソナルページ(名称未定)」を開設する計画もある。

