クラツー、06年事業方針は旅と食文化の推進、新ブランドも立ち上げ

  • 2006年3月30日
 クラブツーリズムは2006年の事業方針を「旅と食文化の推進」に設定、新ブランド「Nippon食・道・楽」を立ち上げる。クラツー代表取締役会長の高橋秀夫氏は、「コスト削減や旅程の効率を優先し、食を軽視してきた」と旅行での食が占める重要性を再認識するとともに、近年の旅行者は食に対する関心の高さを強調する。「価値ある旅行を提供するため、旅と食について真剣に取り組み、創業時に述べた旅のルネッサンスを進めていきたい」と語り、食文化の取り組みを本格化する。

 クラツーは旅と食文化推進プロジェクトの一環で、新たなブランド「Nippon食・道・楽」は味覚、学習意欲、語る旅行を提案する。これは産地へ出向き、旬の素材を味わい、祭りや儀式を体験することで食を学び、郷土料理を育くんた土地の人々と交流し語り合う旅行。商品開発には、クラツーと取引のあるパートナーズ、地方自治体、食品関連企業や団体、および新たに設立するNPO法人「旅と食文化アカデミー」、クラツーを中心に進行。新ブランド立ち上げと並行して進める「1県1シーズン1素材発見運動」を通して、積極的に旅行素材の開発を進める。

 旅と食文化プロジェクトは「地産クラブ」、「郷土料理クラブ」、「食文化クラブ」、「食交流クラブ」の4つのテーマクラブと北海道から沖縄までの11地域のエリアクラブの合計15クラブを立ち上げて、開始する。クラツーは今後、15の基幹クラブに加えて国内合計50クラブ、海外にも50クラブ、合計100クラブの活動を視野に入れている。