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LHグ、営業収益は5億7700万ユーロ、配当は0.5ユーロの見通し

  • 2006年3月31日
 ルフトハンザドイツ航空(LH)グループの2005年度営業利益は前年比50%増の5億7700万ユーロ(約818億円)、純利益は12.1%増の4億5300万ユーロ(約642億円)であった。グループ全6部門ともに営業利益は復調し流動資金も見込めることから、今年度の株主への配当は前年比で0.2ユーロ多い、0.5ユーロとする議案を年次総会に提出する。なお、LH旅客の平均イールドは3.5%増となり、LHでは座席数と販売管理が成功したと考えている。

 LHグループは2005年度の目標であった7億8000万ユーロ(約1106億円)を達成、2006年末には12億ユーロ(約1702億円)を達成する見込みだ。08年度までには、10億ユーロ(1419億)の営業利益を目指す。この中で顧客満足度を高める取組み、例えばルフトハンザ・プライベートジェット・サービスなどに積極的に施策を打つ。こうしたサービスをはじめとした豊富なメニューを取り揃えたことも奏功し、ファーストクラス利用旅客は前年比20%増を記録。一方、ディスカウント運賃「ベターフライ」についても顧客の反応は良く、現在はドイツ全土で展開する料金設定を4月3日からヨーロッパ域内全都市に拡大。燃油サーチャージ、諸税を含み99ユーロ(約1万4000円)で提供し、欧州域内でのシェア向上も狙う。