エイチ・アイ・エス関東営業本部エコツーリズムデスクは3月末まで、「オーストラリアエコ教育プログラムツアー」を設定した。これは、将来エコツアーのガイドを目指す者、環境教育に興味をもつ者を対象に、グレートバリアリーフ海洋環境について学ぶ教育プログラムをツアーに組み込むもの。オーストラリアのナチュラリストの協力を得てツアーを造成した。HISは3コース合計の販売目標人員を100名に設定する。

　コースは、初心者向けの「モートン島国立公園、海洋哺乳類・保護認定プログラム6日間」、中級者向けで学生限定の「クイーンズランド大学モートン湾海洋研究所、サイエンスキャンプ7日間」、上級者向けの「グレートバリアリーフ海洋公園管理局、海洋生物・環境保護認定プログラム10日間」の3コースを設定した。各コース終了時には、プログラムの終了証、または認定証を発行する。
　「モートン島国立公園、海洋哺乳類・保護認定プログラム6日間」では、ジュゴンやイルカ、クジラなどの海洋生物との共存の意味について学習。「クイーンズランド大学モートン湾海洋研究所、サイエンスキャンプ7日間」は、星空観察やイルカの餌付けに加え、ブラウン・レイクの淡水生態系の体験学習を実施するほか、野生のコアラ観察も行う。また、「グレートバリアリーフ海洋公園管理局、海洋生物・環境保護認定プログラム10日間」では、海洋公園管理局のプログラムに参加し、オーストラリア公認の海洋生物・環境保護認定プログラムを目指す。料金は「モートン島国立公園、海洋哺乳類・保護認定プログラム6日間」が29万8000円から設定する。