JALグ・ANAグ、年末年始の国際線予約率は3.6ポイント減の74.3%

  • 2005年12月26日
 JALグループ、ANAグループの年末年始期間(2005年12月28日から2006年1月9日)の予約状況が出揃った。これによると、両グループ合わせた日本発国際線は、提供座席数は49万2154席、総予約数は37万2377人、予約率は74.3%となった。

 このうち、JALグループ(日本航空、JALエクスプレス、JALウェイズ)の日本発提供座席数は3.9%減の37万7834席、総予約数は2%減の29万525人、予約率は76.9%。方面別別は米大陸線が14.8%増、東南アジア線が5.5%増、オセアニア線が0.7%増、韓国線が6.8%増、ホノルル線が11%減、欧州線が3.5%減、グアム・サイパン線が32.5%減、中国線が12.1%減となった。ホノルル線、グアム・サイパン線は座席数の減少により、前年実績を下回るものの、予約率は高くなった。また、団体旅客は米大陸線、欧州線、香港線、マニラ線、バンコク線、シンガポール線、クアラルンプール線、オセアニア線などが前年を上回る結果となった。なお、期間中の臨時便はホノルル線が61便、グアム線が10便、香港線が3便、マニラ線が1便の合計75便の運航を予定する。

 ANAグループ(全日空、エアーニッポン、エアージャパン)の日本発提供座席数は前年比6.1%増の11万4320席、予約数は0.6%減の8万1852人、予約率は71.6%。方面別予約数はアジア線が20.5%増、リゾート線が1.3%増、米州線が7.1%減、欧州線が0.8%減、中国線が20.7%減で、アジア線、リゾート線が堅調。臨時便はホノルル線で24便、グアム線で6便、香港線で1便の合計31便を計画。台北線が好調なことから、エアーニッポン(EL)では成田/台北線を8便運航する予定。
 また、国際線の日本発ピークは、JALグループが12月29日、30日、1月3日、4日、ANAグループが12月29日と1月2日。日本着のピークはJALグループが1月4日、8日、9日、ANAグループが1月3日、4日、9日となった。


▽年末年始の予約状況(国際線は日本発、国内線は上下線)
[提供座席数(前年比)/総予約数(前年比)/予約率]
・国際線
JALグループ/37万7834席(3.9%減)/29万525人(2%減)/76.9%
ANAグループ/11万4320席 (6.1%増) /8万1852人(0.6%減)/72.5%
・国内線
JALグループ/260万9516席(1.4%減)/160万684人(1.1%減)/61.3%
ANAグループ/257万4632席 (0.7%増)/161万9790人(0.6%増)/62.9%

▽JALグループ路線別予約状況[予約数/予約率]
ホノルル線      4万1937人/89.8%
米大陸線       3万3831人/100%
欧州線        2万9361人/79.7%
東南アジア線     7万1056人/80.4%
オセアニア線     1万7467人/95%
グアム・サイパン線  1万5395人/95.1%
韓国線        3万2906人/71.4%
中国線        2万7009人/46.6%

▽ANAグループ路線別予約状況[予約数/予約率]
米州線      2万2726人/90.8%
欧州線      1万9361人/82.1%
中国線      3万9701人/49.5%
アジア線     5万6349人/83.3%
リゾート線    1万8799人/88.5%