近ツー、販売スタッフ対象バリ島セミナー開催、正確な情報伝え販促

  • 2005年12月2日
 近畿日本ツーリストは1日、東京で販売店スタッフを対象にバリ島セミナーを開催、バリ島や特にホリデイ取扱ホテルの安全対策の状況説明やスペシャル商品を紹介した。今回のセミナーは、販売店のスタッフがバリのホテルの安全対策状況を理解した上で、スペシャル商品の詳細も把握し、自信をもってバリの旅行商品を販売できるようになることが目的。11月から1月末まで設定するスペシャル商品「ウィー・ラブ・バリ島 5日・6日」、スパを目玉とする「バリ島・スパスペシャル」を柱に、テロの影響で低迷するバリ島商品の販促を目指す。近畿日本ツーリスト首都圏ホリデイ事業部課長代理で、バリ島商品企画担当の内尾智子氏は、「来年3月には前年比100%まで回復したい」考えを示す。

 セミナーで近畿日本ツーリスト執行役員海外旅行部長の越智良典氏は、近ツーの安全を追及した情報収集体制をはじめ、爆弾テロ発生時の日本旅行業協会(JATA)安心安全部会の対策、およびバリ島観光復興のための方策について説明。各ホテルの入り口付近では厳重な警戒態勢であるものの、ホテル館内ではリゾートの雰囲気を十分あじわえる状況も説明した。さらに、近ツー独自の対策である全ホテルの警備状況の調査、専門リスク会社による使用ホテルの警備状況の調査実施について語り、販売店スタッフに対してホリデイ商品の安心を訴えた。

 内尾氏はバリ島・スパスペシャル商品のポイントや特典について説明。テロの影響から繁華街への特に夜の訪問を回避するため、今回は一部ホテルでディナーを1回付きとしたほか、スパマッサージ付きホテルを充実するなど、例年の人気商品の内容を拡充した。
 また、近ツー提携販売事業部では12月から1月末まで、バリ島の販売促進を目的に「ウィー・ラブ・バリ島 5日・6日」、「バリ島・スパスペシャル」商品対象の「ホリデイバリ島販売キャンペーン」を実施。1件2名の申込を1口とし、5組10名にバリ島旅行をプレゼントするキャンペーンを展開。これらの活動を通し、バリ島商品の回復を目指す。