ルフトハンザドイツ航空（LH）を含むルフトハンザグループの2005年度1月から9月期の経常利益は前年比2億200万ユーロ増の4億7100万ユーロ、税引後利益は4億1600万ユーロとなった。ルフトハンザグループ取締役会は今年度通期の予測を上方修正し4億ユーロを大幅に上回る経常利益を見込む。また、販売増と座席供給量の調整、高いイールドを保持し、航空運送での収益は前年比6.2％増の102億ユーロであった。

　ルフトハンザグループは、燃油価格高騰など厳しい環境下での好調な収益を評価。戦略、顧客満足を第一とする姿勢、商品や品質への投資、経費節減、効率化などの取り組みの正当性をアピール。中でも最重要問題とする経費節減は、来年末までに掲げる12億ユーロの業績改善の目標を達成する見込みだ。さらに、今年度目標の7億8000万ユーロのうち約90％はすでに削減したという。LHはフランクフルト空港を運営するフラポート社の株式を取得するほか、今後も更に経費節減に努めるなど、様々な取り組みを通しグループの発展を目指す。