エイチ・アイ・エスの9月の総取扱額は前年比12.5％増の305億9765万4000円、うち海外旅行は12.1％増の289億7131万8000円、国内旅行は22.1％増の16億2633万6000円となった。HISでは6月から展開した「Lady Summerキャンペーン」、「ファミリーフェア」などの反応がよく、早期の予約取り込み、および9月初旬から展開した間際予約の強化策としてインターネットを利用したキャンペーンで、8月に続き9月単月の売上高300億円を初めて記録した。
　また、10月以降の見通しとして、海外旅行は近場のアジア、ビーチ方面で増加しているほか、間際傾向が一段と強くなるという。年末年始についても出発日が集中し、航空座席不足が例年より早く起こると予測。客単価はシニア層の海外渡航意欲の増大、好況感を背景として上昇基調と市場概況を推定している。こうしたことを踏まえ、既にアジア方面でのキャンペーン、3人や1人旅行の促進などを展開。座席不足にはチャーター便を活用した売上増に取り組む方針だ。