ジェイティービーはこのほど、10月から12月の海外ハネムーン、ウェディングの動向をルックJTBの予約動向をもとに取りまとめた。これによると共に主な人気デスティネーションは昨年と大きな変化ないものの、2人分の旅行費用はハネムーンが昨年から1万890円増の50万3228円、ウェディングは1万2268円増の18万9728円と、共に増加している。ハネムーンの費用が増加している理由として、晩婚化の進行から経済的余裕のあるカップルがこだわりの旅を求める傾向にあるとJTBでは分析。特に、ヨーロッパ、オセアニア・南太平洋についてはツアー金額が昨年を大きく上回り、ホテルの部屋、食事にこだわりのある商品、「島」に滞在するツアーが売れているようだ。また、ウェディングについては挙式だけでなく、貸衣装、ヘアメイク等を含んだパッケージ挙式を選ぶ人が増えていることから、金額の増加に繋がっている。
　なお、人気デスティネーションはハネムーンでハワイが31.2％（前年同調査比：1.4％ポイント増）、オセアニアが23.1％（1.5％減）、ヨーロッパが17.5％（0.2％増）、北米が10.3％増（1.6％増）、ミクロネシアが9.8％増（0.4％増）、アジアが8.1％増（1.8％減）。また、ウェディングはハワイが51.7％（1.2％増）と圧倒的人気を引き続き保ち、次いでミクロネシアの31.0％（2.2％増）、オセアニアの9.8％（3.0％減）、アジアの4.2％（0.1％増）、北米が2.2％（0.4％減）と続いた。