キリン、JTB-BTSに日本ツーリスト開発を営業譲渡、12月末日付け
キリンビールの子会社である日本ツーリスト開発が12月末日付けで、ジェイティービー・グループのJTBビジネストラベルソリューションズ(JTB-BTS)に営業譲渡することで、キリン、日本ツーリスト開発、JTB-BTSで基本合意に達した。譲渡金は交渉中。キリン広報室では営業譲渡の理由として、旅行市場の環境の厳しさなどを理由として、JTB-BTSへの譲渡が得策と判断したという。キリンでは今後のメリットとして、日本ツーリスト開発の営業力の強化、またキリンとの取引の継続性を持つ上で、キリングループとしてサービスの向上の享受、グループのコスト削減などを考えたという。なお、日本ツーリスト開発の社員についてはJTB-BTSで社員37名、契約・派遣社員6名を引き継ぐ。
日本ツーリスト開発は1980年8月に設立、現在、第1種旅行業で営業を展開しており、法人旅行に強みを持つ。同社によると近年の取扱額規模は微増傾向にあり、経常利益も黒字を計上しており、単年度では好調に推移しているという。ただし、旅行市場の将来性、サプライヤーとの関係、法人顧客のニーズ、社員の生活環境を含む待遇など3年毎の中期経営計画で常に営業展開を考えており、「現況として好調な時期に早めの対策」(同社総務部)をとることが、今回の営業譲渡の狙い。JTB-BTSをパートナーとして、システム面に加え、最近は法人顧客の求める危機管理への対応、海外のネットワークなどを評価。従業員の雇用についても全員が移籍することもあり、こうしたことを受け、今回の営業譲渡に至ったという。
JTBでは今回の営業譲渡に関連し、「今後も親会社のメリットが最大限に達成されるのであれば、(インハウス旅行会社の営業譲渡など)間口を広げる」と今後についても意欲的だ。JTB-BTSはこのところ、取扱額を伸ばしており、2002年に400億円、2003年に416億円、2004年は566億円で今年は609億円を見込んでいる。また、2008年には1000億円の取扱額を目標としている。
日本ツーリスト開発は1980年8月に設立、現在、第1種旅行業で営業を展開しており、法人旅行に強みを持つ。同社によると近年の取扱額規模は微増傾向にあり、経常利益も黒字を計上しており、単年度では好調に推移しているという。ただし、旅行市場の将来性、サプライヤーとの関係、法人顧客のニーズ、社員の生活環境を含む待遇など3年毎の中期経営計画で常に営業展開を考えており、「現況として好調な時期に早めの対策」(同社総務部)をとることが、今回の営業譲渡の狙い。JTB-BTSをパートナーとして、システム面に加え、最近は法人顧客の求める危機管理への対応、海外のネットワークなどを評価。従業員の雇用についても全員が移籍することもあり、こうしたことを受け、今回の営業譲渡に至ったという。
JTBでは今回の営業譲渡に関連し、「今後も親会社のメリットが最大限に達成されるのであれば、(インハウス旅行会社の営業譲渡など)間口を広げる」と今後についても意欲的だ。JTB-BTSはこのところ、取扱額を伸ばしており、2002年に400億円、2003年に416億円、2004年は566億円で今年は609億円を見込んでいる。また、2008年には1000億円の取扱額を目標としている。