NH、冬ダイヤ中国行きで成田・中部増、関西減、航空交渉次第で復便も

  • 2005年9月15日
 全日空(NH)は10月30日からの冬期ダイヤにおいて、中国への国際線の展開を変更する。旅客便では成田/広州線、中部/上海線を10月30日から週7便とし、成田/台北線をデイリーから週10便へとそれぞれ増便。また、12月23日から中部/台北線に新機種ボーイング737-700型機を投入し、週7便で運航する。
 この施策により、関西発中国行きで便数を減少する。対象は関西/上海線で週14便を週7便、関西/大連線で週2便を週1便、関西/アモイ線を週4便から週2便へとそれぞれ減便する。なお、この変更については日中航空交渉の進展次第で現状へと復便する可能性を含んでいる。
 一連の施策はNHが進める中国路線の強化と共に、中部国際空港の内際一体型空港を活用するもの。特に中部/台北線に投入するB737-700型機は今年度から新たに導入を進める内際兼用の機材を使用。アジアへの展開を睨んだ路線展開が印象づく形となる。