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BA、CO2排出量削減で環境団体に寄付するカーボン・オフセットを開始

  • 2005年9月15日
 ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)はこのほど、二酸化炭素(CO2)排出量削減を目的とするカーボン・オフセット制度を開始した。カーボン・オフセット制度とは搭乗客が環境団体「クライメート・ケア」の持続可能なエネルギー事業に対して寄付するもの。航空機の利用に伴うCO2排出の削減に関る対策費に相当する額が寄付金となるため、実際の金額は渡航距離によって異なる。例えば、成田/ロンドン間は17.43ポンド(3490円)、ロンドン/マドリッド間は5ポンド(1000円)などとなっている。
 BAは1990年以降、全路線における燃料効率を27%向上、イギリス国内線、BA施設のCO2排出量は1998年から2000年を基準に23%削減している。また、イギリス航空業界ではカーボン・オフセット制度を進める上で、2006年末までに評価、検証することを公約に掲げている。BAではこうしたCO2排出量の抑制の仕組みとして排出権売買運動に参加しており、2008年には航空業界を排出権売買に組み入れるヨーロッパ連合(EU)構想を支援している。