主要50社、7月取扱額は1%増も海外は減少、48社中16社が海外で取扱額増加

  • 2005年9月12日
 主要50社の7月分の取扱額は前年比1.0%増の5311億347万3000円となった。このうち海外旅行は7ヶ月ぶりに前年比を下回り1.6%減の2078億9956万3000円。大手ではジェイティービー(5.1%減)をはじめ近畿日本ツーリスト(5.7%減)、日本旅行(1.4%減)、ANAセールス(12.8%減)、東急観光(3.2%減)などが前年比を下回ったが、阪急交通社(3.8%増)、エイチ・アイ・エス(7.5%増)、JTBワールドバケーションズ(2.7%増)、日本通運(2.6%増)などが伸ばした。全体での減少は主に中国などの旅行者数の減少が要因となっており、依然として続いているようだ。企画商品は前年比2.6%減の640億344万9000円、取扱人員も5.9%減の36万3280人となった。
 なお、海外旅行の取扱額順ではJTBの348億2580万6000円を筆頭に、HISの217億2796万4000円、阪急交通社の196億2668万9000円、JTBワールドバケーションズの172億2345万7000円、日本旅行の151億1334万8000円。また、前年同月比伸び率順ではトラベルプラザインターナショナルが27.9%増と最も高い伸びを示し、以下、東日観光の17.5%増、西鉄旅行の8.8%増、HISの7.5%増、日新航空サービスの6.8%増と続く。前年同月比で増加を示したのは取扱48社のうち16社と3分の1とやや厳しい状況だ。
 国内旅行は堅調で2.5%増の3208億3337万8000円。企画商品の取扱額は6.8%増の1079億1006万6000円、取扱人数は2.9%増の353万9599人となっている。また、外国人旅行についても伸び率は鈍化しているが順調な増加を示し、取扱額は17.7%増の23億7053万2000円であった。