日旅、中間決算で営業収益は7.8%増、通期での黒字体質の定着目指す

  • 2005年8月31日
 日本旅行の平成17年度中間期(平成17年1月1日〜6月30日)連結決算は営業収益が前年比7.8%増の292億1500万円、営業損益は19億900万円の赤字、経常損益は14億5700万円の赤字、当期純損益は9億7800万円の赤字であった。日旅は中期経営ビジョン「日本旅行イノベーション」の3年目として事業構造の転換を図ってきており、今年は団体営業支援システム、旅行申込書を電子データ化した「eカルテ」の活用などで効率化、販売拡大を図っているところ。また、今年は100周年を記念した国内・海外の企画商品の展開に積極的で、海外についてはエアーズロック、ラスベガスへのチャーター便で長距離方面の送客に力を入れているところだ。
 なお、下期についても引き続き100周年を活用したチャーター便や11月に迎える創業月の記念商品の展開だけでなく、ヨーロッパジャパンウィーク、訪日旅行招聘事業のオールジャパンツーリズムフェアなどの開催で販売を積極化。経営的には黒字化体質の定着化を目指していく。なお、期末予想は営業収益666億円、経常利益19億円、当期純利益10億円としている。