ANAセールスはこのほど、海外主催商品のハローツアーの上期取扱人数、下期商品内容と目標取扱人数を明らかにした。上期の海外主催旅行の取扱人員は前年比9％減の8万6100人となる見込み。ハワイが前年比16％増、グアムが14％増、アメリカが4％増と好調に推移。一方、ヨーロッパ、アジア、中国、オセアニア・南太平洋、アフリカ・中東はマイナスに転じた。
　また、下期の取扱目標人数はハローツアーで前年並みの9万6000人。商品は旅のクオリティブランドとして、安心で快適な旅を提供するためのサービスを拡充し、FITを対象に旅行のアレンジができるコースやプランの設定を多くした。上期に引き続き下期も重点方面は、中国。これに伴い、新たにFIT志向に対応した「フリーステイ・プラス＋」を設定し、中国方面の需要喚起を図る。これはフリーステイを基本として、観光プランやスパ、ゴルフ、食事、日本語ガイド送迎などを組み合わせて自由時間をアレンジできるプログラムで、各都市1名から参加可能。また、全日空（NH）の「LIVE／中国／ANA」キャンペーンと連動した商品を展開するなど販売を強化し、下期取扱は前年比24％増の1万6000人を目指す。さらに、販売促進キャンペーン「どっちも旅してプレゼント」を継続し、ANAハローツアー、ANAスカイホリデーのツアー参加者に5000円分のANA旅行券をプレゼントする。なお、05年上期取扱実績推定、下期取扱目標は下記を参照のこと。

▽ANAセールス05年動向
（方面／上期推定[04年比]／下期目標[04年比]）
アメリカ　4200人（4％増）／3800人（2％減）
ハワイ　8800人（16％増）／7700人（7％減）
グアム　1万2400人（14％増）／8800人（4％減）
ヨーロッパ　1万2000人（19％減）／１万2300人（1％増）
アジア　2万4800人（17％減）／3万600人（5％減）
中国　7300人（25％減）／1万6000人（24％増）
オセアニア・南太平洋　650人（48％減）／900人（7％減）
アフリカ・中東　450人（31％減）／400人（0％）
海外合計　8万6100人（9％減）／9万6000人（0％）