ジェイティービーは京都府の協力を得て7月19日から8月31日まで、京都市内で営業するタクシー会社5社の合計約500台で無料電話通訳サービスの「エンジョイジャパン無料電話通訳タクシー」実証実験を実施する。これは、タクシー内で外国人観光客が直面する言語の壁の解消を図ること、および観光地のタクシーサービスの向上を目指すことを目的に実施される。実証実験では、昨年10月にJTBが開発した多言語サポートサービスを利用。外国人観光客がタクシー乗車時に指差しツールを利用して、運転手に英語、中国語、韓国語のいずれかを依頼し、運転手が携帯電話からJTBが運営する通訳コールセンターに電話、無料で通訳サービスを受けることができる。JTBはこの結果を受け、通年利用できる無料電話通訳サービスの事業モデルを構築し、国内の外国人観光客受け入れ体制の充実、定着を目指す。