クラツー、第二の人生の幕開けと位置づける宇宙旅行を日本で独占販売

  • 2005年5月12日
 クラブツーリズムはヴァージン・アトランティック航空(VS)のグループであるヴァージン・ギャラクテイックが主催する宇宙旅行を日本で独占販売する。ヴァージン・ギャラクテイックは商業的な宇宙飛行に向けて技術供与を受けており、2008年に宇宙旅行を開始する予定。全フライトは2時間半から3時間程度で、このうち約25分間が宇宙滞在となり、4分から5分間の無重力が体験できる。また、今後4年間に5機のスペースシップを建造する契約を結んでおり、118ヶ国から約2万8000人が既に予約登録しており、このうち日本人は151名という。
 クラツー会長の高橋氏は「今後、団塊世代が還暦を迎え、2008年はそのピークにあたる。この宇宙旅行を通して第二の人生を華々しい幕開けを迎えて欲しい」と販売意図を説明。クラツーは2001年に宇宙旅行クラブを発足しており、今回のヴァージン・ギャラクテイックとの販売受託契約の発表に先立ち、同クラブ会員23名に対して説明会を実施。このうち4名が参加の意欲を示しているという。なお、料金は一人あたり20万米ドルで、参加条件などは個別に案内するとしている。旅行そのものの販売形態は手配旅行となる。
 なお、今回の販売契約ではヴァージン・ギャラクテイックが主催する初のフライト100名分のファンダーシート1名分、およびクラブツーリズム会員用の貸切フライト1機分、定員6名、合計7名分の枠となっている。