ANAグ、05年度の航空輸送事業計画は中国線の新規開設などが柱

  • 2005年1月27日
 ANAグループは2005年度(2005年4月1日〜2006年3月31日)の航空輸送事業計画を発表した。計画では国際線の運航回数は前年比11%増、座席キロは前年同、国内線の運航回数は5%増、座席キロは前年同。
 このうち国際線は中国路線を中心とした新規開設等を視野に入れるほか、中部での内際ボーダレスで機材、リソースを共有することが柱。中国線は日中航空交渉の先行きを睨みながら、成田/広州線、中部/広州線などの新設を予定するほか、成田/バンコク線は週14便を継続。羽田/金浦線についても、需要動向に合わせ現在のボーイングB767-300ER型機の最大216人乗りからB777-200型機の最大418人乗りへ、大型化を検討する。また、成田発のニューヨーク、ロサンゼルス、サンフランシスコ行きではB777-300ER型機へ更新し、機内インターネット等をはじめとするサービス面での快適性を追求する。
 国内線は中部国際空港をモデルに地上交通機関との接続ダイヤを工夫し、旅行時間の短縮化の検討を進める。また、平日と週末の路線便数、運航機材の使い分けなど収益の極大化を図る。