年末年始の国際線、予約率は77.9%で供給量を上回る予約を集める

  • 2004年12月22日
 JALグループ、ANAグループの年末年始期間(2004年12月25日から2005年1月6日、13日間)の予約状況が発表。これによると、両グループ合わせた日本発国際線は、提供座席数は49万9301席、総予約数は38万8877人、予約率は77.9%となっている。このうち、JALグループ(日本航空、日本アジア航空、JALウェイズ)の日本発提供座席数は1.1%増の39万2491席、予約数は7.9%増の30万4295人、予約率は77.5%と供給量を上回る予約を集める堅調さだ。路線別は中国線の前年比28.7%増を筆頭に、韓国線の26.0%増、東南アジア線の15.8%増、米大陸線の10.8%増、オセアニア線の9.4%増、グアム・サイパン線は1.6%減、ホノルル線の8.4%減、欧州線の11.2%減となっている。なお、臨時便はホノルル線で69便、グアム線で7便など計83便を予定している。
 ANAグループ(全日空、エアーニッポン、エアージャパン)の日本発提供座席数は5.9%増の10万6810席、予約数は18.4%増の8万4582人、予約率は79.2%とJALグループと同じく供給量を上回る予約を集めている。路線別予約数は中国線が前年比43.0%増となる以外にホノルル・グアム線のリゾート線が17.2%増、アジア線が13.7%増、米州線が6.6%増、欧州線が5.8%減。日本発着合計の予約数は17.6%増の17万85人となり、年末年始期間では過去最高を記録している。両グループの予約状況を合わせると、欧州線は予約が伸び悩み、中国、アジア方面の堅調さが一段と際立つ。
 また、JAL・ANA両グループ、スカイマークエアラインズ(BC)、エア・ドゥ(HD)を合わせた国内線については、提供座席数は514万3495席、予約数は315万9437席、予約率は61.4%となっている。なお、JALグループは羽田/新潟線、羽田/札幌線、羽田/沖縄線などで計151便の臨時便(昨年85便)、ANAグループは羽田/新潟線をはじめ、羽田/札幌線、関西/鹿児島線、名古屋/沖縄線など計62便の臨時便を運航する。

▽年末年始の予約状況(国際線は日本発、国内線は上下線)
[提供座席数(前年比)/総予約数(前年比)/予約率]
国際線/JALグループ/39万2491席(1.1%増)/30万4295人(7.9%増)/77.5%
    ANAグループ/10万6810席(5.9%増)/8万4582人(18.4%増)/79.2%
国内線/JALグループ/237万4936席(0.6%減)/145万9566人(0.5%減)/61.5%
    ANAグループ/259万3240席(1.8%減)/159万8364人(2.5%減)/61.6%

▽JALグループ路線別予約状況[予約数/予約率]
ホノルル線      4万7025人/83.7%
米大陸線       2万9508人/91.2%
欧州線        2万6750人/71.3%
東南アジア線     7万7429人/85.5%
オセアニア線     1万7616人/88.9%
グアム・サイパン線  2万3661人/93.2%
韓国線        3万4011人/84.7%
中国線        2万6994人/46.7%

▽ANAグループ路線別予約状況[予約数/予約率]
米州線      2万人4331人/89.6%
欧州線      1万8866人/77.0%
中国線      5万0957人/67.5%
アジア線     5万1088人/88.3%
リゾート線    1万8211人/87.1%