BC、16年10月期決算は創業来初の黒字決算、業務面でほぼひとり立ち
スカイマークエアラインズ(BC)の平成16年10月期決算は売上高が前年比40.9%増の317億7800万円、営業利益が13億7200万円(前年:2億9100万円の赤字)、経常利益14億1500万円(同:5億7600万円の赤字)、純利益13億5400万円(同:7億9400万円)であった。BCは創業以来、初めての通期黒字決算となった。黒字化の要因としてBC代表取締役社長の西久保氏は5機体制で運航を行うことにより、運航状況が安定したこと、旅客単価が昨年の1万2000円から1万3000円台後半へと上昇したことをあげる。特に、旅客単価については、営業的に廉価な料金の座席のコントロールに関するノウハウが蓄積されてきたことが大きいようだ。黒字化は新規航空会社に対する羽田空港における優遇枠が無いと不可能であったという認識であるものの、営業や自社の予約システムなど業務面でも「ほぼひとり立ちする状況」という。ただし、配当については平成18年3月期に黒字決算となるか否かで判断するとしており、それまでは設備投資に注力する考えも示している。今期は11月1日から平成17年3月31日までの期間の決算で、売上高130億円、経常利益1億円、純利益15億円を見込む。
なお、今期、来期以降の路線展開と見通しについて、現在の福岡線、鹿児島線が黒字、徳島線がとんとんという収支の状況を踏まえ、羽田/関西線は日本航空とコードシェア運航することから、「この路線は大きな損失にならない」と予測。これに加え、神戸線の展開を計画しており、羽田空港の新規優遇発着枠を最大限に利用する。ただし、これ以上の枠を確保することは期待できないことから、神戸/鹿児島線、関西/福岡線など既存の拠点を利用する路線を充実する考えを改めて示した。
なお、西久保氏はエア・ドゥ(HD)との話について現段階で話し合いなどが進んでいる状況ではないとし、資本参加等々の実現は難しいとの見方を示した。また、その他の新規航空会社については、話があれば前向きに検討するとしたものの、こちらも具体的な事案があるわけではないとしている。
なお、今期、来期以降の路線展開と見通しについて、現在の福岡線、鹿児島線が黒字、徳島線がとんとんという収支の状況を踏まえ、羽田/関西線は日本航空とコードシェア運航することから、「この路線は大きな損失にならない」と予測。これに加え、神戸線の展開を計画しており、羽田空港の新規優遇発着枠を最大限に利用する。ただし、これ以上の枠を確保することは期待できないことから、神戸/鹿児島線、関西/福岡線など既存の拠点を利用する路線を充実する考えを改めて示した。
なお、西久保氏はエア・ドゥ(HD)との話について現段階で話し合いなどが進んでいる状況ではないとし、資本参加等々の実現は難しいとの見方を示した。また、その他の新規航空会社については、話があれば前向きに検討するとしたものの、こちらも具体的な事案があるわけではないとしている。