AA、第3四半期業績は2億1400万ドルの純損失、施策に国際線拡張
アメリカン航空(AA)の親会社のAMRコーポレーションの2004年第3四半期業績は2億1400万ドルの純損失(前年同期:100万ドルの黒字)となった。AMRは原因として原油高の影響、コスト増を消費者に反映することが出来ない脆弱な収益環境、ハリケーンの襲来などで収益の圧迫と経費増に繋がったとしている。こうした環境を受け、機材の引退と予定する機材のデリバリーのキャンセル、主力機材のキャビン後方のエコノミークラス座席を再度追加、国際線の拡張、ダラス・フォートワース空港近くの南部予約センターにダラス南部の予約オフィスを統合するなどの施策を講じる。
このほか、ノースウエスト航空(NW)の第3四半期業績は4600万ドルの純損失(前年同期:4200万ドルの黒字)、コンチネンタル航空(CO)は1600万ドルの純損失(前年同期:1億3300万ドルの黒字)、デルタ航空が6億5100万ドルの純損失(前年同期:1億6800万ドルの赤字)となっており、各社とも財務的に厳しい。ユナイテッド航空(UA)が先ごろ、国際線の座席供給量を増大する施策を打ち出し、AAもこのほど国際線の拡張を言及。いわゆる米5大航空会社の路線展開はイールドの高い国際線へシフトするかも、今後の大きなポイントとなるだろう。
このほか、ノースウエスト航空(NW)の第3四半期業績は4600万ドルの純損失(前年同期:4200万ドルの黒字)、コンチネンタル航空(CO)は1600万ドルの純損失(前年同期:1億3300万ドルの黒字)、デルタ航空が6億5100万ドルの純損失(前年同期:1億6800万ドルの赤字)となっており、各社とも財務的に厳しい。ユナイテッド航空(UA)が先ごろ、国際線の座席供給量を増大する施策を打ち出し、AAもこのほど国際線の拡張を言及。いわゆる米5大航空会社の路線展開はイールドの高い国際線へシフトするかも、今後の大きなポイントとなるだろう。