日系航空、夏休み国際線輸送実績は26.1%増、02年比で1.5%増

  • 2004年8月16日
 日系航空会社(JALグループ、ANAグループ)の夏休み期間(7月16日〜8月15日)の国際線輸送実績は、6社合計[日本航空インターナショナル(JL)、日本アジア航空(EG)、JALウェイズ(JO)がJALグループ、全日空(NH)、エアーニッポン(EL)、エアージャパン(NQ)がANAグループ]で86万7863人、前年比では26.1%増、2002年比でも1.5%増と微かに上回った(注:2003年は7月18日〜8月17日の31日間、2002年は7月20日〜8月18日の30日間)。利用率は2グループあわせて74.6%であった。7月14日に両社が発表した予約状況よりも2万5424人増加している。
 JALグループの国際線旅客数は前年比27.8%増の67万4976人で利用率は73.8%。方面別では韓流ブームで韓国線が25.4%増で利用率が82.7%と好調。オリンピック人気の欧州線は17.4%増で利用率が72.5%、ホノルル線も13.6%増で利用率が81.2%と堅調であった。一方、ANAグループの国際線旅客数は前年比20.6%増の19万2887人で利用率は77.2%。提供座席数を12.5%増やした米州線が、利用者数が14.1%増、利用率で91%と好調だった。
 なお、国内線の輸送人数は、JALグループが6.7%減の421万1805人で利用率は65.9%。ANAグループが1.8%減の417万4348人で利用率は65.6%であった。国際線の方面別動向は下記の通り。

▽JALグループ(方面/旅客数/搭乗率)
ホノルル線/8万7097人/81.2%
米大陸線/7万4188人/90.9%
欧州線/7万806人/72.5%
東南アジア線/14万714人/67.0%
オセアニア線/3万8366人/86.6%
グアム・サイパン線/4万5596人/70.2%
韓国線/8万1325人/82.7%
中国線/7万3555人/53.1%

▽ANAグループ(方面/旅客数/搭乗率)
米州線/6万1614人/91.0%
欧州線/5万342人/83.8%
中国線/11万6929人/64.0%
アジア線/10万6929人/81.7%
リゾート線/3万2048人/81.3%