JALグループ、ANAグループはこのほど、4月28日から5月9日のゴールデンウィーク期間（12日間）の予約状況を取りまとめた。2グループ合計[日本航空インターナショナル（JL）、日本アジア航空（EG）、JALウェイズ（JL）、全日空（NH）、エアーニッポン（EL）、エアージャパン（NQ）]の日本発国際線の提供座席数は前年比30.3％増、02年比27.1％増の44万5597席、総予約数は前年比107.0％増、02年比31.7％増の28万9570人となる見込み（全て前年実績値との比較：2003年は4月25日から5月5日の11日間、2002年は4月27日から5月6日の10日間が対象）。JOを含むJL、NHとも出発のピークは4月29日と5月1日。JLは両日とも92.2％、NHは5月1日が97.4％、4月29日が96.5％となっている。
　JALグループの国際線の日本発提供座席数は前年比26.9％増の34万9501席、総予約数は115.6％増の22万4567人で、予約率は64.3％。このうちJLの路線別では、前年比150％増から400％増を推移しているが、02年比では東南アジア線の3.5％減を除き、欧州線の1.3％増を最小に中国線の52.6％増まで増加を示す。臨時便はホノルル線の28便、グアム線の6便をはじめ、合計で37便の運航を予定している。
　ANAグループの国際線の日本発提供座席数は11.6％増の9万6096席、総予約数は107.7％増の6万5003人、予約率は67.6％。路線別では米州線が1.8％減の2万5026席、ホノルル線とグアム線を含むリゾートで21.8％減の1万5300席以外は座席数を増加。予約率は中国線の55.8％、アジアの74.2％が伸び悩んでいるほかは、リゾートでの85.6％、米州の81.3％、欧州の82.4％と順調。臨時便は関西／グアム線で4便を計画している。

▽JLの路線別予約状況[予約人数（前年比）／予約率]
ホノルル線　　　　　35090人（38.1％増）／86.3％
米大陸線　　　　　　25209人（49.1％増）／85.3％
欧州線　　　　　　　25018人（86.1％増）／69.4％
東南アジア線　　　　46361人（148.0％増）／55.4％
オセアニア線　　　　13068人（65.8％増）／77.0％
グアム・サイパン線　18268人（161.0％増）／70.0％
韓国線　　　　　　　20548人（46.7％増）／58.3％
中国線　　　　　　　23878人（438.6％増）／44.8％

▽NHの路線別予約状況[提供座席数／予約数（前年比）／予約率]
米州　　　25026席／20334人（44.7％増）／81.3％
欧州　　　23616席／19458人（62.0％増）／82.4％
中国　　　70608席／39413人（302.9％増）／55.8％
アジア　　51045席／37861人（108.4％増）／74.2％
リゾート　15300席／13092人（9.2％増）／85.6％
全路線　　185595席／130158人（97.2％増）／70.1％