AY、2003年度の最終決算は2170万ユーロの赤字、売上げは6.4%減

  • 2004年2月26日
 フィンランド航空(AY)の2003年度(1月〜12月)の最終決算は2170万ユーロの赤字であった。総売上高は、前年比6.4%減の15億5760万ユーロ。全般的な運賃の低下や収益率の高いビジネスクラスの旅客数の減少などにより、全路線におけるユニット収益は9%減少、第4四半期単期の減少幅は15%減となった。
 一方で、AYは1億6000万ユーロの経費削減と運航調整計画をすすめており、2003年度では計画案のうち約1/3の経費削減を実施。営業経費は約2%減、ユニットコストも約7%減となった。AYは2003年から2005年にかけてユニットコストを最低15%削減することを目標にしている。
 2004年度は、2003年の第3四半期に本格的にスタートした新運賃システムや低価格航空会社ノルディックエアリンクの運航などの効果が上半期も継続すると予想している。地域運航航空会社のアエロを含めたAYグループの輸送力は15%拡大する予定で、2004年は黒字転化を見込んでいる。