QF、2003/04年度上半期で運航コスト2億2100億豪ドルを削減

  • 2004年2月19日
 カンタス航空(QF)の2003/04年度上半期(2003年7月1日〜12月31日)グループ業績で、総売上は4.4%減の58億豪ドル(約4959億円)、税引き後純利益は3億5780万豪ドル(約305億9190万円)であった。QFでは、イラク戦争やSARSの影響による需要減退で総売上が減少したが、回復途上の市場に対応したことで、業績として良い結果を収めることが出来たと分析している。主な要因としてはオーストラリア国内事業の効率化による業績改善、国際市場が10月から12月に好転したことなどを挙げている。
 また、運航コストの削減にも取り組んでおり、2年間で10億豪ドルの削減を掲げる「Sustainable Future」プログラムで、今年度分の削減に3億5000億豪ドルを目標としたが、上半期に2億2100億豪ドルを実現。今年度末には5億億豪ドルの削減となる見込みとなり、さらにコスト削減としてプログラムの期間を1年延長し、総額15億億豪ドルを目標とする。