JALG、12月の国際線旅客は4%減の118万人、太平洋線は前年並み

  • 2004年2月10日
 JALグループの2003年12月の国際線輸送実績は、日本航空(JL)、日本エアシステム(JD)、日本アジア航空(EG)、JALウェイズ(JO)を合わせ、前年比3.9%減の118万2925人であった。方面別では台風の影響で昨年は激減したグアム・サイパン線の67.7%増の8万5250人を除き、オセアニア線が4.9%増の8万2980人、ヨーロッパ線が0.7%増の12万6144人と前年を上回る実績を記録した。太平洋路線は前年増の数値にはならなかったものの、0.5%減の32万47人とほぼ前年並みに推移。一方、アジア方面は東南アジア線が11.8%減の34万6574人、韓国線が18.7%減の11万1685人、中国線が11.1%減の11万245人と、11月の数値に比べれば上昇しているものの、今後の鳥インフルエンザの状況によっては、完全回復にはまだ時間がかかりそうだ。10月から12月の第3四半期の合計は6.5%減の346万1896人、4月からの累計では25.1%減の841万2303人である。
 なお、日本航空(JL)、日本エアシステム(JD)、日本トランスオーシャン航空(NU)、JALエクスプレス(JC)、ジェイエア(XM)、日本エアコミューター(3X)、北海道エアシステム(HC)を合わせた12月の国内線は2.2%減の338万8635人、利用率は63.2%である。第3四半期では0.1%減の1154万6649人となっている。

▽JL国際線方面別実績・12月(路線/旅客数[前年比]/利用率[前年比])
太平洋線/32万47人(0.5%減)/74.1%(0.5ポイント増)
欧州線/12万6144人(0.7%増)/66.6%(3.1ポイント増)
東南アジア線/34万6574人(11.8%減)/60.3%(0.5ポイント増)
オセアニア線/8万2980人(4.9%増)/83.2%(0.5ポイント増)
グアム・サイパン線/8万5250人(67.7%増)/58.4%(7.6ポイント増)
韓国線/11万1685人(18.7%減)/62.0%(4.7ポイント減)
中国線/11万245人(11.1%減)/44.7%(17.0ポイント減)
合計/118万2925人(3.9%減)/67.7%(0.3ポイント増)

▽「日本航空 方面別国際線旅客数」を更新
http://www.travel-vision-jp.com
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