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近ツー、9月の総取扱額は13.9%減、主催旅行の中国方面が依然不振

  • 2003年11月4日
 近畿日本ツーリストの9月の総取扱額は前年比13.9%減の480億2110万1000円であった(数値は販売実勢ベース、以下同様)。海外旅行は27.8%減の147億632万5000円となり、先月に続き前月比での減少幅を10ポイント回復した。国内旅行は学生、一般とも団体の取扱が好調となり、団体合計で6.1%増の57億2320万円となったものの、代売が振るわず国内の取扱額は6.5%減の327億4878万3000円。
 海外の主催旅行はホリデイが33.5%減の48億5358万1000円、メディアが17.6%減の40億1987万1000円。ホリデイのハワイは前月から取扱を伸ばし、前年比33%減にまで回復、ミクロネシアは前年比増を記録したたものの、ホリデイ、メディアとも中国は依然として厳しい状況にある。団体旅行の方面別取扱では、オセアニアが前年実績を上回ったものの一般団体では38.3%減の25億9116万9000円となった。
 なお、外人旅行は先月に引き続き、大口の取扱を獲得し38.9%増の5億6599万4000円となった。