近ツー、7月の取扱高は8.5%減、海外個人の不振続くも修旅が好調

  • 2002年8月28日
 近畿日本ツーリストの7月の取扱高は665億288万5000円で前年比8.5%減となった。前月から5.4%落ち込み幅を改善したが前年実績には達しなかった。このうち国内旅行は488億2068万9000円の7.6%減、海外旅行は169億8584万9000円の12.2%減であった。海旅の内訳は低迷の続いていた一般団体が大型団体の取扱い増により8.5%減の29億2952万4000円と落ち込み幅は今年最小に、学生団体は修学旅行の取扱いが増加し、2%増の5億4492万7000円と11ヶ月ぶりに前年実績を上回った。主催旅行はホリディが前月よりは上昇したが13.9%減の56億0415万4000円と前年実績を下回ったままで低迷している。方面別取扱いでは、アジアはシンガポールをのぞいて低調。好調だったのはヨーロッパ、オセアニアのみの状況。メディアは15.4%減の45億6315万5000円と3ヶ月連続の前年比マイナス。外人旅行はワールドカップ関連の需要により60.5%増の6億1542万7000円であった。