近ツー、東急、12月期中間決算は赤字に、通期で黒字を見込む

  • 2002年8月27日
 近畿日本ツーリストと東急観光の平成14年度12月期の中間決算が発表された。テロの影響で落ち込んだ海外旅行の需要回復が遅かったことに加え、W杯による旅行出控えや不況による個人消費の減少により、両社とも中間期の純損益は赤字となっている。そのため、12月期(通期)の営業収益は平成13年度期末時よりも下方修正しているが、上期から実施している機構改革などの成果が下期に現れると期待し、最終損益は黒字を予想している。各社の中間決算の業績は下記の通り。

▽近畿日本ツーリスト
※平成14年12月期中間決算
・単体
営業収益400億9600万円(7.6%減)、営業損失35億6300万円、
経常損失:29億4000万円、中間純損失:33億4700万円
・連結
営業収益497億2800万円(13.5%減)、営業損失31億3200万円、
経常損失29億1200万円、中間純損失32億6700万円
※平成14年12月期の業績予想
・単体(前年実績比/13年度末時点での予測)
営業収益940億円(5.7%増/955億円)、経常利益17億円(---/16億円)、
純利益6億円(7.6%増/5億円)
・連結(前年実績比/13年度末時点での予測)
営業収益1150億円(3.5%減/1200億円)、経常利益25億円(---/24億円)、
純利益7億円(70%減/6億円)

▽東急観光
※平成14年12月期中間決算
・単体
営業収益127億8300万円(9%減)、営業損失1億6400万円、
経常損失:1億6000万円、中間純損失:4億6600万円
・連結
営業収益143億9200万円(11.1%減)、営業損失1億8300万円、
経常損失:2億2300万円、中間純損失:5億3300万円
※平成14年12月期の業績予想
・単体(前年実績比/13年度末時点での予測)
営業収益282億円(1%減/294億円)、経常利益6億8000万円(---/7億5000円)、
純利益3億2000万円(---/7億3000万円)
・連結(前年実績比/13年度末時点での予測)
営業収益303億円(9%減/330億円)、経常利益6億7000万円(---/8億5000万円)、
純利益2億8000万円(---/7億5000万円)