米大手航空会社5社の7月の運航実績、太平洋路線は依然として苦戦

  • 2002年8月13日
 アメリカ大手航空会社5社(AA、UA、DL、NW、CO)の7月の運航状況が出揃った。有償旅客マイル数が減少している中、AA以外は座席利用率が前年と比べ微増しており、供給調整が働いている模様だ。特に太平洋路線ではDLとCOの座席利用率がそれぞれ81.4%の6.5ポイント増、75.9%の4ポイント増であった以外は有償旅客マイル、有効座席マイルとも10%近く減少するなど昨年実績を下回り、各社とも先月に続き苦戦を強いられている。各社の全路線の実績は以下を参照。

▽AA
有償旅客マイル:120億1507万3000RPM(9.7%減)
有効座席マイル:158億6481万ASM(8.6%減)
座席利用率:75.7%(1.0ポイント減)
▽UA
有償旅客マイル:105億1672万4000RPM(12.3%減)
有効座席マイル:136億966万3000ASM(13.1%減)
座席利用率:77.3%(0.8ポイント増)
▽DL
有償旅客マイル:97億1611万RPM(6.6%減)
有効座席マイル:124億9538万2000ASM(6.6%減)
座席利用率:77.8%(0.1ポイント増)
▽NW
有償旅客マイル:69億8237万6000RPM(8.0%減)
有効座席マイル:86億6851万1000ASM(8.5%減)
座席利用率:80.5%(0.4ポイント増)
▽CO
有償旅客マイル:57億216万8000RPM(8.6%減)
有効座席マイル:71億7730万4000ASM(10.1%減)
座席利用率:79.4%(1.2ポイント増)
※括弧内の数字はすべて対前年比